グラスコードの概要
グラスコードの概要
グラスコードの概要重量の重み、ガラスは、スチールより強度が高く、他の補強材料と比べ応力特性が優れています。
グラスコードは、ガラス繊維の独自特性を利用し、ゴムポリマー製品、特に、クランクシャフトからオーバーヘッドカムシャフトに慣性損失なしで動力を同期伝達する必要がある、自動車用タイミングベルトの強度および寸法安定性を確保しています。
製造
グラスコードは、多くのゴムコンパウンドとの相性がよい、レゾルシン/ホルマリン/ラテックス(RFL)でガラス繊維のフィラメントを完全被覆して製造しています。この処理は、フィラメント間の摩擦を防ぎ製品寿命を延ばし、補強を目的とするガラスフィラメントとゴムコンパウンドの間の化学結合の基盤となります。
処理されたガラス繊維は撚りあわされ、さまざまな撚り数、質量、直径や引張強度を持つさまざまな構成のコードが製造されます。グラスコードは、CR、EPDM、NBR、ポリウレタンのゴムコンパウンドや、高温耐熱特性の求められるHNBRおよび ACSMコンパウンド、その他熱可塑性や特殊エラストマーに対応する幅広い処理が可能です。
撚り
S 撚り:糸は S の文字のように、左から右に向かって下降する構成になっています。
Z 撚り:糸は Z 文字のように、左から右に向かって上昇する構成になっています。
設計サービス
当社のグラスコードは、お客様の個別のニーズに対応するように設計することができます。構成により、さまざまな引張強度、重量、直径、撚りレベルおよび動的特性を持つように変更することができます。RFL 処理の処方は、お顧様客のゴムコンパウンドに最適に対応するように調整でき、また、必要に応じて、2次接着処理を施し、さらに要求の高い条件で接着性を強化することもできます。
当社の処理および心線への含浸技術は、アラミドやカーボン等、他の連続繊維材料に応用することができます。